ビートル

丸みが特徴的なザ ビートル

丸くてかわいいザ ビートル

フォルクスワーゲンといえば魅力的なデザインが多いですが、ビートルは男性からも女性からも人気が高く長く愛され続けている外車です。
ビートルは「カブトムシ」という愛称で親しまれて、世界各国から注文が殺到。ドイツの経済復興に一役買いました。カブトムシのような個性的なフォルムが特徴で、見た目だけでなく安全性も重視されているところも人気のポイント。フォルクスワーゲンオール・イン・セーフティ装備で事故を予防し、衝突時の軽減や二次被害防止装置もついていますよ。
手が届く価格帯(200~300万円代)も魅力で、幅広い世代が購入しやすくなっているのもありがたいですよね。

乗り心地

ドイツ車の足回りの安定感と加速が楽しめる1.2Lターボのビートル。
高速走行は快適で、一般道よりも高速道路で性能を発揮するタイプです。燃費は街乗りで8-10L/km、田舎街乗りで17L/km、高速道路で15L/km前後とのこと。街乗りでは悪くなりがちですが、クルーズコントロールを使えば、楽な運転と燃費のいい運転が可能に。ただし、ビートルの横幅が1.8m超えで、都会で暮らす方には不便に感じることも。慣れれば問題なくクリアできることではありますが、同乗者がいる場合は駐車がやや面倒になるかもしれません。

デザイン面

ふっくらとしたカーブが施されたボディは、まるでかわいらしい昆虫のような印象を与え、一目見れば「ビートルだ!」とわかるほど、他に類を見ない独自のスタイリングが特徴的です。
このデザインは初代タイプから受け継がれ、現代の「ザ ビートル」にも踏襲されています。スポーティさや洗練さが加わり、男性ユーザーにも好まれる車になりました。
内装もエクステリア同様に個性的で、特徴的なダッシュボードとハンドルが目を引きますね。ボディと同色で内装が統一されているため、高級感とおしゃれさが漂います。内部空間は前席に広々としたスペースがあり、快適な乗り心地を提供しますが、後席は固定されているため少し狭く感じるかもしれません。
この魅力的な外観とデザインは非日常性を求める人々の心をくすぐる一台です。フォルクスワーゲンの信念に則って、どんな人にも安心して運転ができる実用的な車としても支持されています。この個性豊かなクルマは、冒険心豊かな旅行好きな人にとって、特別な魅力を持つ外車の一つです。

ビートルの生産終了

ビートルの生産終了の理由はいくつかありますが、主な要因は以下の2つだと言われています。
2011年にデビューし、モデルサイクルが終了した時期と重なったことが挙げられます。
2012年には7,514台の販売台数を記録しましたが、2015年以降は4,000台ほどに減少してしまいました。

また、最大のライバルである「MINI」の台頭も影響しています。2014年にMINIに5ドアが追加され、その後の販売台数が伸びた影響もあるでしょう。特に2016年以降は日本国内で1番売れている輸入車の「ゴルフ」を抜いて、一番人気になっています。
このようなライバル車の台頭により、ビートルの販売台数が減少してしまい、モデルチェンジを行わずに終了する流れになってしまったようです。
ビートルもMINIに対抗して、5ドアなどのバリエーションを増やして欲しかったですね。