工具

外車メンテナンスを自分でする前に知っておきたいポイント

愛車も自分も守ること

趣味でクルマを楽しむなら、自分でメンテナンスするのも面白いですよね。ただ、準備と心構えが重要なポイントです。作業手順や必要なパーツを調べておくことが大切で、初めてであればなおさら注意が必要です。トラブルを避けるためにも事前の調査を念入りにしてから着手してくださいね。
そして何よりも「安全」が最優先です。メンテナンスを楽しむつもりがケガをしてしまったら台無しですし、適当な作業ではクルマ自体が壊れる可能性もあります。基本的なアイテムを準備して、作業手順を理解、ひとつずつ段取りを組んでから始めてください。無理をしないで、簡単なことからスタートするのが楽しみ続けるコツです。

専用工具やツールを調達する

メンテナンスを行うときには、適切な工具を選ぶことが重要です。外車と国産車では使用する工具に違いがあるため注意してください。外車の工具サイズは、形状、専用ツールなど特徴がありますので、作業へ入る前に足りないものがないよう準備しておくとスムーズに進められますよ。

また、工具を購入するときは安価なものではなく、品質の良いものを選ぶことが大切です。安いツールはボルトや部品を傷めることがあるため、愛車と長く付き合っていける工具を選んでくださいね。外車用の工具は星型のトルクスやボルトを多用している場合もあるので、ロングエクステンションなど特殊な工具も揃えておくと便利ですよ。

他にも、外車は専用ツールを使って作業されることがあり、プロメカニックも活用する工具があります。例えばメルセデス・ベンツ初代Eクラスのカーステレオを外すための専用工具やメーターを外すための特殊ツールなども。これらの工具を使うことで効率的で確実な作業が可能です。
外車は国産車に比べて専用工具を使用する箇所が多いため、プロのように作業を行いたい場合は、専用ツールを用意して正しく組み立てることが重要になってきます。エンジンカムの位置決めやゴムブッシュの圧入など、本来の性能を発揮するために専用ツールが必要な場合もあります。
最近では、使い捨てになるボルトも増えているため取り外したものを再利用したい場合は注意が必要ですよ。専用ツールを上手に活用することが、クルマへの理解と楽しみを深める秘訣かもしれませんね。

メンテナンスするパーツによっては注意が必要

ネットやカーショップで購入できる社外パーツを使用した場合は、売却するときに査定額に影響を受ける可能性があります。純正パーツは社外品に比べてすこし値段は高くなりますが、自分で整備する分、ディーラーでかかる費用よりかなり安くなります。自分でメンテナンスを始める前に、愛車は最終的に乗り潰す予定なのか、適度なタイミングで売却するのか、それに応じてメンテナンスのレベルを変えていきましょう。